日本のデパート(百貨店)とはそのテーマとスタイルに一線を引く、イギリスのデパート、セルフリッジズ。
このデパートに行けば、「今どのブランドが流行っている」かわかるというほど、そのバイヤーたちは鋭い千里眼で、情報収集し、その中に入る店舗はひっきりなしに変わっている。そう、売り上げが下がれば、新しいブランドと入れ替えさせられる弱肉強食の世界、なのでブランドの会社もスタッフも必死です。
こんなデパートなので、そのお客様のサービスやそれを盛り上げるイベントも盛りだくさん。クリスマスも寸前のこの季節、店内は、ロンドン地元の人はもちろん、郊外からのお客さま、海外からの観光客も含め、このシーズンはもうお祭り状態です。狭い店内、といっても60万平方フィートも面積があり(メーターで不明、とかく「おおきい」です。)人でごったがえします。ここに勤務する人たちだけで、2000人と言われています。
そんな中、来たお客様はほとんど何がどこにあるかわからない。この迷える子羊のお客様のクリスマスショッピングに一緒にお付き合い(パーソナルショッピング)して、荷物持ちまでしてくれて、タクシーまで運んでくれるというサービススタッフの「エルフリッジズ」というメンバーがこの季節に加わりました。エルフとは童話に出てくる小人の妖精の名前で、お手伝いする小人の名前とセルフリッジをもじってます。
このサービスは前もって予約もできます。当日に彼らを探してお願いしてもいいと書いています。が、あの大きなデパート、たった9人の彼らを探すのは至難の業でしょう。
赤いドレスは、ビビアン・ウエストウッド、男性の蝶タイは特注だそうです。
クリスマスショッピングが必要な方は、セルフリッジで彼らを探してみてはいかが?
(追記ですが、このエスカレーターはちょうど1階の下りエスカレーター。私が6年間ほど、毎日正面に見続けた場所ですー。あんまり懐かしくないなー。)