毎年6月の第3週目の火曜日から5日間開催される、イギリス伝統のホース・レーシング(競馬)がある。女王が主催するロイヤル・アスコットだ。
歴史をたどれば、1711年にアン女王が創設し、時代の過程でロイヤル、パレード、ロイヤルドライブと呼ばれた時代の変遷を経て、現在のロイヤル・アスコットになった。
ご自分でも乗馬をされる現在のエリザベス女王は、多大の馬好きで知られており、このロイヤルアスコットは毎日、走馬の順番や結果は報告され、競馬場の再建が、1964年と、2005年に2度もされたほど。
ところで、わたしが特に興味を引かれたのがそのドレスコード。
ロイヤル=女王主催なので、そのファッションも厳しい。
男性は、山高帽と、ベストを中にに来たモーニングスーツを着用。靴は黒。
女性は、フォーマルなドレスに、必ず帽子、ヘッドピースを着用。
その詳細は以下。
ドレスコード
●ドレス、スカートの長さは膝のすぐ上か、またはひざ下。
●ドレス、またはトップのストラップの幅は1インチ(2.5㎝)かそれ以上。
●ジャケットまたは、ショールを着用可能、しかしその下のドレスまたはトップは上記のドレスコードの条件を満たすもの。
●パンツスーツは可能。長さはくるぶしまである長さで、上下が同色、同素材のもの。
●帽子、またはヘッドピースを着用の事。ヘッドピースはベースが4インチ(10㎝)かそれ以上の直径があるものが、帽子の代わりとして受け入れられる。
受け入れられない条件
●ドレスのストラップが、オフショルダー、ホルタ―ネック、スパゲッティ―ストラップは不可。
●腹部が見えるもの。
●「Facsinators (魅惑的な人)」= 上記の条件に合わない(変わったファッションの人という意味?)、または、4インチ(10㎝)の頭部を覆っていない人は入場を拒否される。
すごいですねー。昔、中学、高校生の時に厳しい服装のルールがありましたが、ファッションに関しては、日本のアバンギャルドファッション精神を担っている私としては、これは、いかにこのルールの限界まで行けるか、挑戦したい気持ちです。(または、全く行かないかどちらか。)
そうでなくても、その写真で見れるように、たくさんのこのルールに挑戦したアスコット・ゴア―(行く人)が見られますが。
Telegraphオンライン新聞のリンクから、その風景が垣間見れます。
女王はじめ、皇室メンバーが参加された、1日目はここから。
他、たくさんの興味深い参加者が見れる、2日目ここから。
写真を見ると、私で無くても同じ考えの人はたくさんいるよう。