今年39歳になるケイト・モス。
25年間、まだモデル界のトップとして欲しがられている顔でもある彼女でも、永遠にはこの地位は保てない。
しかし、この25年間、彼女の電話帳には、ファッション界の一流人の名前が連なっていること、またその抜きんでるファッションセンス、その知識をファッション界をリードする雑誌が放っておくはずがない。
昨日のEvening Standardの一面で書かれている記事によると、ケイト・モスがイギリス版ヴォーグの特別な、しかし常置の雑誌記者に任命されたことを伝えている。
彼女が担当するページを持ち、毎回、彼女が選んだ写真家、モデルを使用したフォトシュートが行われるとイギリスVogue編集長、アレクサンドラ・シューマンが発表している。
ケイト・モスは、長年の深い関係をもつ写真家に、マリオ・テスティーノがいるほか、ティム・ウォーカー、ブルース・ウェバーなどのお気に入りがいる。また、深い関係のデザイナーブランドに、アレキサンダー・マックイーン、ステラ・マッカートニー、イブサンローランがあり、来年に発売される予定の、彼女とコラボした、トップショップでのラインも、このヴォーグの初めてのページに使用される可能性が高いとも書いている。
彼女にとっては、カメラの手前側で仕事をする初めてのことになる編集記者(エディター)の仕事。
世界をリードする有名人には、就職活動という言葉には無縁かと思いきや、モデルの経験を活かせるよう「あらゆる努力」をした結果だとも書かれている。このアメリカ版ヴォーグ編集長だったアナ・ウィントワーと話している写真をみれば、その努力もこうやった結果、実を結んだことが容易に想像できる。
ファッション界のトップ雑誌、Vogue。彼女の責任とプレッシャーは重大でしょう。
TopShopのボス、フィリップ・グリーンへのコラボ商品の提案、イギリス電話会社Carphone Wearehouseとのコラボアクセサリー商品など、これからの彼女のあたらしい方向性が伺え、彼女は美しいだけではなく、ビジネス・ウーマンでもあるようです。