充分楽しめる入場無料地区:ウエストミンスター寺院の大回廊

代々戴冠式で使用される、いつも長~い行列で、入場を待つ必要があるウエストミンスター寺院。

 

1時間も待つ時間が無い時、そんな時、裏だけでいいわ~という方にぴったり。ウエストミンスター寺院には、裏口があり、そこから寺院併設部分は無料で観覧できることは、結構知られていないお勧め、お得情報。(本館は有料です。)

 

裏門に立つ赤いガウンを着たスタッフに、入場可能かどうかの有無を確認、黄色いカードをもらいます。(混雑時は入場不可の場合もあるので気を付けて。)

 

そこからまっすぐ直進、左に折れると、1200~1300年代に建設されただろうチャプターハウスがあります。この8角形の背の高い建物は、道路挟んだ正面にある国会議事堂(House of Parliament)がその機能をするまで、ここで政治が司取られていました。


 1300年代に描かれただろう、その政治家たちの顔が並ぶ壁画がまだ残っています。


この八角形の広場の回りは石段になっており、ここに彼らが座り討議していたのでしょうか、その様子が想像できます。

 


入ってすぐ目を取られる、この大きなステンドグラスは、1800年代ビクトリア時代に修復されたものらしいが、1300年代に描かれた壁画の指揮を執った人の名前、マグナカルタが保管されていたことが、ステンドグラスに描かれているというから、親切な管理の人が教えてくれなかったら、わかりえないこと。

 

そして、紋章がならぶ壁のステンドグラスは、第2次大戦時に破壊され、修復されたその事情にまつわり、最上部の紋章の回りの透明ガラスに、飛行機の絵が描かれていると。これは、言われなければ気が付かない! 

どこにあるか探してみて。

 

1050年の世界最古ドアもここで見れる。
1050年の世界最古ドアもここで見れる。

そして、この裏から入る入場無料の部分には、大回廊(クロイスター、芝生の中庭)、アビーミュージアムと呼ばれるショップと小さな博物館、または週3日だけ入場できる、噴水がある小回廊(リトルクロイスター)、カレッジガーデンもあるのです。そうそう、世界最古のドアもあるから、探してみて。

 

当然、「修道士たちのパンやワインを作ったところ」の地下のカフェも入場無料です。

今度試してみて。