12角形の新しい£1
「世界で一番安全な硬貨」というキャッチフレーズで、3月28日から使用される新しい一ポンド硬貨。
何やら、現在の一ポンド硬貨は模造されやすく、30個に1個は偽物らしいのです。
では、新しい硬貨は何が一体どう安全なのでしょう。
1. 安全性
12角形という形と構造が模造されにくい。
表面にホログラムのようなイメージがあり、見るアングルにより、「£」または「1」に変わるそうです。(本当!?コインで?)
その上、コインの縁の両サイドの中に、「隠れた高セキュリティの物」が組み込まれているそうです。(すごい!)
2.デザイン
バイメタリック(2種の金額)構造で、現在の2ポンドコインと似ているそう。金色の外側はニッケル+真鍮、銀色の内側は、ニッケルコートの合金。表は女王様の横顔、裏のデザインは、なんと、15歳のデビッド・ピアースが、一般コンペでの優勝したデザイン。
イングランドのバラ、ウェールズのリーク(ネギ科)、スコットランドのアザミ、北アイルランドのクローバーが王冠から花咲くようにデザインされている。
サイズは、2.8mm厚さ、重さ8.75g。現在のコイン(3.15mm厚さ、9.5g)よりやや軽くなり、やや大きくなるようです。
3. 自販機の対応
気になる自動販売機ですが、国内に20万台あるらしいですが、2014年に発表された(らしい)このニュースまでに対策が取られているはずらしいですが、そうは問屋が卸さないイギリスの国民性。きっと「使えない」機械がイライラさせられる原因になることは容易に想像できます。
しかし、Tescoは、すでに「ロック」を入れ替えたので、「すぐに新旧のコインが使えます」とのこと。UhUh!
TFLロンドン地下鉄は「新しい機械が導入されれば、新しいコインが使用されるようになります。」そんなの当たり前じゃん。先が思いやられるようです。
4. 使用期限
ロイヤルミント造幣局は、10月15日までに使い切ってしまうようにと言っています。
へそくり、ビンなどにたまった硬貨は、10月15日までに銀行へ預けるか使ってしまいましょう!それ以降はお店で受け取ってくれませんよ。
詳細はリンクからもご覧いただけます。(英語) Royal Mint