3月22日のウエストミンスターのテロ事件でカレッド・マスードゥが5人の観光客を轢き、国会議事堂の入り口を警護していた警察官を刺し、この警官はその傷が原因で亡くなった。警官の名前は、PC(警察官)キース・パルマー、47歳だった。
昨日4月11日に警察のお葬式がウエストミンスター宮殿(国会議事堂)から、サゾーク・カセドラルまでの20分ほどの道をパレードが行われ、その沿道には国中から集まった5000人以上の警官が列を成して、その亡骸を積んだ車の列に首をうな垂れ敬意を表した。警官の中には、白い手袋で目を吹く人、インタビューで答えるほとんどの人々は「it's moving(心を動かされる)」と声を震わせていた。
18年のイギリス生活で初めて見る最大の「警察のお葬式」だった。事件で警官が亡くなるニュースを聞くけれど、これほどの警官が集まったお葬式は今までなかったし、今後もないかと思う。
まるで、政治家の国葬(元サッチャー首相)にも引けを取らないそのサイズは、国会のメンバーを、また、首相の言う「民主主義デモクラシー」を、自分の体を張って守った彼の功績へのお礼と賛美かと思う。
2機の警察のヘリコプターも上空から敬意を表した。
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