いつも高級なところばかりをご案内しているわけではないので、「英語学校のレッスンで1週間行くので、キッチン付きの安価なホテルを紹介してくれませんか」というお客様のご希望があった時には、いつも紹介するゲストハウスがあります。
(後から参加されたご主人と観光2日間ご利用されました。その時はいいホテルへ移動。)
2017年3月は、甥っ子の兄の方が学生最後の旅行に、ロンドンに来たのですが、その時も、このキッチン付きのゲストハウスはかなり重宝しました。
それというのも、時差ボケで、夜中の3時に目が覚めて、日本時間の日中なので、お腹が空くのです。階下に降りていって日本から持って来たご飯のパックと味噌汁を電子レンジでチンして食べていたそうですから、私の所へ泊まらせなくてよかったと安堵しました。(狭いスタジオフラットで電子レンジ「チン」されたらたまったものではない)
看板が上がっていないので、一見、民家のようなゲストハウスの入り口。いつもふんだんに花が咲くドアが目印。
このゲンダイゲストハウスを発見したのは、ゲンダイトラベルのオンラインで航空券を購入していたのだけれど、そのサイトの角にこのゲストハウスの広告を小さく発見して以来。「安価で綺麗なホテル」を探されている方には迷わず紹介するようになりました。
ゲストハウスなので、B&Bのような環境なので、一軒のお家と考えたらバスルームは2つ、それをシェアします。
最上階3Fの大きな部屋は、室内にシャワールームが付いていますが、共同のシャワールームもピカピカです。この破格のお値段で、この清潔さのホテルはロンドンで他に有り得ないと思います。その潔癖とも言える清潔さは、さすが日本人経営。
(安価なロンドンのホテルは、大抵インド系の人たちが経営している例が多く、その衛生面はとても比較にできません。)
写真上がキッチン。大きな冷蔵庫に、買って来た食品のビニール袋の口を絞って、名前を書く黄色い付箋とペンが渡され貼り付けます。使用後のシンクは完璧なまでに何もない状態でいつも磨き上げられています。紅茶のティーバッグは無料サービス。
裏には、小さな可愛いガーデンもあり、ティーカップを持って空を見上げてちょっと一服するには、いい感じです。
このゲストハウスには、住み込みの管理人さん(女性)がいらっしゃるのですが、観光で来たばかりで英語がおぼつかない甥っ子に、親切丁寧に移動のバスの番号や、地下鉄の乗り方などを教えてくれました。
廊下には、(今まで利用の方達が残していった)日本のガイドブックが山積みされているので、日本から持って来なくても貸してくれますし便利です。日本語環境なので、現地の情報収集にはとっても便利。
昨年3月に兄の方の甥は3日間満喫して、まだ帰りたくないと言って帰って行きましたけど、今度は弟の甥っ子が来月、友達と卒業旅行に来ることになっていて、どういう珍道中になりますか、楽しみです。(前回は、かなりのハードさに1日勘弁した)
参考まで、キッチンは朝7時から夕方までの使用だったらしいですが、甥はこっそり深夜にレンジチンしていた模様。(食べ盛りには我慢ができなかったと見える)
ゲンダイハウス 38 Albany Street LONDON NW1 4EA United Kingdom
TEL: +44-(0)20 7387 9125
=編集裏話=
ご参考まで、このゲストハウスの運営会社は、航空券販売会社、ニュースダイジェスト(フリー新聞)、英語学校、他日本在住の旅行代理店などを経営する母体の会社だそうです。
旅行比較サイトに「経営者の女性」として書かれていらっしゃる方は、住み込みの管理人さんですが、ロンドン在住30年とのことで、英国人化していてあっさりされているので、私からすると懇切丁寧な方だと思うけれど、日本人の対応を求めたら、(評価のコメントを読んで)かわいそうかとも思いました。
よく聞く話が、日本の接客は「世界一」で日本のような接客をする国は「日本だけですよ」とも聞きます。(個人的にロンドンから行く日本は、時々「やり過ぎ」と見えることもあるのも正直な話し)
この旅行サイトのコメントは、随分昔の、先代の管理人さん時代のコメントでもあるようなので、現在は状況も変わっているようです。(他のコメントの件で直接お話ししました。)